最近、こんなことがありました。

和が家を利用しているある利用者様(仮称:Aさん)が、涙をこぼしながら、庭の窓から、室内を覗き込んでいました。

僕は、「あっ、Aさん、どうしたんですか!?」
普段あまり歩けない人が庭にいたので、びっくりしました。

「あのよ、あのよ、、、仲の良い友達が突然亡くなって。。。家には誰もいないし、一人でいるのが本当につらくてつらくて、いられなくて。。」

「私の行く所は和が家しか行く所がないと思って、、、」

僕は、「Aさん!!そうだったんですか!電話してくれたら迎えに行ったのに!!さああがって、あがって。こんな猛暑だから。仲の良い友達もいるから、安心してね。」

Aさんは、近くに住む親友が突然亡くなって、とても一人でいるのがつらくなり、和が家を頼って、タクシーと歩きで来てくれたのです。。

そして、和が家には、そんなAさんの気持ちのわかる先輩達80代、90代の方々が、Aさんを温かく迎えてくれて。

そして、「Aさん、暑い中来てくれて、涙でびっしょりだから、汗を流しましょう」と誘い、入浴し、一緒に昼食し、みんなと話をしているうちに、いつもの顔が戻ってきて、得意の毒舌も出てきたのでした。

午後はみんなでレク活動をしていると笑顔も見れるようになって。

あ~、こうやって緊急の時、一人でどうしようもない時、そうやって利用者様が頼ってくれるなんて、なんて嬉しい事でしょうか。

単なる事業所と利用者という関係を超えた関係性が築けていたのかと思うと、これからもそういう存在でいたいなあと改めて思った次第です。

地域包括ケアが必要とされる時代に、地域の守り神=キーパーのような包み込むような温かい存在でありたいなあとつくづく感じたのでした。

Aさん、これからも何かあったら、いつでも駆け込んで来てくださいね!

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